「脱炭素ビルリノベ2026事業(令和8年度)」が公募開始
― 設計費が新たに補助対象に、BEMS要件も緩和でメリットが大きく拡大 ―

2026年6月4日、環境省の補助事業「業務用建築物の脱炭素改修加速化事業(通称:脱炭素ビルリノベ事業)」の令和8年度(2026年度)公募が開始されました。本事業は、既存の業務用建築物において断熱窓・断熱材や高効率設備を導入する省エネ改修を支援し、ZEB基準水準の省エネ性能の実現を後押しする補助金です。

ZEB株式会社は、本事業の「ZEBプランナー」として、補助金活用のご相談から省エネ計算・事業計画の立案、交付申請から実績報告までを一貫してご支援いたします。今年度は、これまで対象外だった設計費が補助対象に加わり、さらにBEMS(エネルギー管理システム)の要件が緩和されるなど、事業者の皆さまにとってメリットが大きく高まっています。

事業の概要

正式名称業務用建築物の脱炭素改修加速化事業(脱炭素ビルリノベ事業)
実施機関環境省/一般社団法人 環境共創イニシアチブ(SII)
対象国内の既存の業務用建築物(事務所・ホテル・病院・店舗・学校 等)の省エネ改修。新築は対象外。
公募期間2026年6月4日(木)~ 2026年11月30日(月)23:59 ※予算上限に達した時点で早期終了
補助金額上限 10億円/事業 ・ 下限 200万円/事業
補助対象経費・補助率設備費・工事費・設計費。断熱窓・断熱材 1/2/高効率空調・LED・給湯器・BEMS 1/3/高効率空調トップ性能枠 1/2設計費 1/2
事業期間最大3箇年(令和10年度まで)。大規模建築物は最大6箇年も可。
申請方法GビズIDプライム取得 → jGrants による電子申請

前回(2025事業)からの主な変更点

前回ラウンドの「脱炭素ビルリノベ2025事業(令和6年度補正予算)」と比べ、令和8年度(2026年度)は補助の仕組みが大きく見直されました。特に申請者のメリットに直結するのが次の2点です。

① 設計費が新たに補助対象に(補助率 1/2)

前回は補助対象外だった設計費が、今回から補助対象(1/2)に。補助対象製品の導入に係る基本設計・実施設計(工事用図面の作成費を含む)に加え、BELS(省エネ性能表示)の評価料金・プレート代も対象となりました。ZEBプランナー等による設計・コンサルティング費用を補助でまかないやすくなり、自己負担の軽減につながります。

② BEMSの計測要件を緩和(延べ面積 10,000㎡未満)

延べ面積が10,000㎡未満の建築物については、エネルギー計測の対象を「空調+今回改修する設備区分」のみとすることが認められました。建物全体の細かな計測が不要となり、中小規模ビルでの導入ハードルが大きく下がりました。

そのほかの主な変更点

  • 補助率体系の刷新:断熱窓・断熱材が「定額(円/㎡)」から「定率 1/2」へ変更。
  • トップ性能枠の新設:高効率空調(電気式パッケージエアコン)で高い達成率+AI制御を満たす製品は補助率 1/2。
  • 報告基盤の変更:計測データの報告先が新プラットフォーム「ZEB Platform」に。
  • サイバーセキュリティ(JC-STAR)対応の新設:太陽光・蓄電池の出力制御を行うBEMS等は★1以上の適合ラベル品が条件(確認書の提出も追加)。
  • 運用改善の要件化:省エネ効果を引き出すための運用改善施策(自動制御型BEMSの活用 等)の実施・報告が必要に。

※これらの新要件は、2026年6月4日に開催された公募説明会でも説明されています。

今年度の活用メリットが大きい理由

  • 設計段階のコストまで補助対象に。専門家(ZEBプランナー)の支援を受けながら、設計費まで含めて補助を活用でき、計画づくりに踏み出しやすくなりました。
  • 中小規模ビルも対象にしやすい。BEMS計測の緩和により、これまで計測負担がネックだった建物でも申請を検討しやすくなりました。
  • 大規模・複数年度の改修にも対応。最大3〜6箇年の事業として、年度をまたぐ大規模改修も計画できます。

ZEBプランナーとしてのZEB株式会社の支援内容

ZEB株式会社は、SIIに登録されたZEBプランナーとして、本補助金の活用を次のとおりサポートします。

  • 補助対象となるかどうかの初期診断・概算メリットのご提示
  • 省エネ計算(建築研究所Webプログラム)による外皮性能・一次エネルギー削減率の確認
  • 断熱・高効率設備・BEMSを組み合わせた事業計画の立案
  • 見積書・申請書類の作成支援(設計費・設備・外皮・BEMS 等の各様式に対応)
  • 交付申請(jGrants)から中間報告・実績報告・事業報告までの伴走支援

よくあるご質問(抜粋)

Q. 新築は補助対象になりますか?
A. 対象外です。本事業の対象は既存建築物のみです。

Q. 企業規模による制限はありますか?
A. ありません。要件を満たせば企業規模を問わず対象となります。

Q. 工事の契約・発注はいつから可能ですか?
A. 交付決定日以降です。決定前に契約・発注を行うと対象外となります。

Q. リースは活用できますか?
A. ファイナンスリース契約に限り可能です。リース事業者を代表とする共同申請となります。

Q. 他の補助金と併用できますか?
A. 同一製品に対して2つ以上の補助金を併用することはできません。

Q. すでにBEMSを導入済みです。再設置は必要ですか?
A. 本事業のBEMS要件をすべて満たしていれば、改めて設置・変更する必要はありません。

※出典:脱炭素ビルリノベ2026事業 よくあるご質問。詳細・最新情報は必ず公募要領をご確認ください。

無料相談を受け付けています

公募は予算上限に達し次第、期間内でも早期終了となります。改修をご検討中の方は、お早めにご相談ください。補助対象の可否診断から申請まで、ZEBプランナーがサポートします。

お電話:086-201-1894
お問い合わせフォーム:https://www.zeb.co.jp/contact/

参考リンク・出典

本記事は2026年6月4日(公募開始日)時点の公開情報(公募要領 ver1.0・よくあるご質問・公募説明会資料)に基づいて作成しています。補助率・要件・スケジュール等は今後更新される場合があります。申請にあたっては必ず最新の公募要領をご確認ください。