学校体育館の空調について、当社が実施した検討をまとめたセミナー資料(全37スライド)を公開しました。あわせて、内容を記事にした技術コラムも掲載しています。どちらも登録不要でご覧いただけます。

公立小中学校の体育館等の空調設置率は2026年5月時点で約3割、国は避難所指定の体育館について令和17年度までに100%とする目標を掲げています。整備が一気に進むなかで、「何 W/㎡ 必要か」をどう決めるかが実務上の論点になっています。

今回の検討では、1976年竣工の中学校屋内運動場をモデルに、断熱9仕様それぞれの必要能力を全空間CFD(OpenFOAM)で解きました。断熱と全熱交換で冷房の必要能力は約3分の1まで下がる一方、朝の立ち上げに要る能力はほとんど下がらないこと、室内の空気を一様と仮定した計算では立ち上がり時間を約2倍楽観してしまうことなどを、温度・気流・暑さ指数(WBGT)・温冷感(PMV)の分布とあわせて示しています。

本検討は実在の建物を参照していますが、建物名・所在地・機器型式は伏せ、モデル建物として一般化しています。地域や建物形状が変われば数値は変わりますので、W/㎡ の値をそのまま流用することはできません。個別のご相談はお問い合わせフォームまたはお電話でお受けしています。