簡易既存建築物ZEB化改修経済性分析ツールに経年分析ツールを追加しました。

建物の空調や照明などの「設備」は15年ほどで更新が必要ですが、「断熱材」は一度導入すれば建物の寿命まで使えます。
ZEB改修ではこの断熱もしっかり強化します。​
一方で、経済性を短い期間(例えば15年)で見ると、断熱の効果が十分に評価されにくくなります。
さらに、ZEB改修では補助金が使える場合がありますが、次の更新時にはその補助が受けられない可能性もあります。​
そのため、ZEB改修の本当の価値を知るには、長期の費用を比べる「経年費用分析」が重要です。​
この分析では、ZEB改修と標準改修で、改修後45年目までのそれぞれの累計支出を比較し、どちらが経済的に優れているかを明確にします。

建物の残存年度年数に応じた経年分析ができるようになりましたので、是非ご活用ください。