🏗 既存建築物のZEB化

快適と環境を両立する
「人を大事にする建物」

ZEB可能性調査から設計支援・補助金申請・性能検証まで、既存建築物のZEB化をワンストップでサポートします。

エネルギー認証の数値達成だけでなく、利用者の健康・快適性・知的生産性を最優先に考えた「Human Centric ZEB」を実現します。
🔄 既存建築物ZEB化
WLC(ライフサイクルCO₂)で最も効果的な選択肢
新築(建替)よりもCO₂削減効果が高く、経済的にも有利なケースが多い改修手法です。
  • ZEB可能性調査から運用まで一貫支援
  • 補助金活用で費用を圧縮
  • 居ながら改修にも対応

ZEB達成のみを優先し、換気量削減・小能力空調・暗い照明などの無理な抑制を行うと、快適性・健康性が低下し知的生産性の低下を招きます。当社では健康性・快適性の担保を前提に、すべての検討を行います。我慢する省エネではなく、人が主役の「快適・健康」な空間を目指しています。

ROADMAP

既存建築物ZEB化の進め方

既存建築物のZEB化は、建物選定からZEB可能性調査、設計・施工、竣工後の運用まで、段階的に進めます。番号をクリックすると各段階の詳細をご覧いただけます。

1建物の
選定
2可能性
調査
3計画の
承認
4設計
5施工
6運用

1 建物の選定

設備の状態や建物の使用状況を確認し、ZEB化に適した建物を選びます。今後5年以内に空調設備等の全体更新予定がある建物が理想的です。簡易経済性分析ツールを活用して事前に導入コストや経済性の目安をつけると、関係者への説明がスムーズに進みます。

2 ZEB可能性調査

現在の建物のエネルギー性能や設備状態を詳しく調べ、ZEB改修の具体的な計画を立てます。経済性分析・スケジュール・快適性の検証を含む、ZEB実現の第一歩となる最も重要なステップです。

※ 調査の詳細は本ページ下部で解説しています。

3 計画の承認と共有

作成した計画について関係者全員で合意し、方針を共有します。ZEB改修案と標準改修案を比較した経済性分析の結果が、意思決定の重要な根拠となります。

4 設計

具体的な改修設計を行い、ZEB認証(BELS)を取得します。当社では設計者にZEB実現のための注意点を助言し、一次エネルギー消費量(標準入力法)を計算してZEB達成を確認します。設計変更があった場合も、ZEB性能の維持を確認します。

5 施工とZEB性能管理

施工業者を選定し、工事を実施します。施工時の省エネ性能が設計通りとなるように入札資料を作成し、設計変更があった場合もZEB性能が維持されることを確認します。居ながら改修の場合は、夏休み等の長期休暇を最大限活用します。

6 竣工後の確認と運用

竣工図でZEBの性能が維持できていることを確認します。適切な設備運用方針を作成し、BEMSを活用したデータ分析・運用改善により、室内の快適性向上と脱炭素を実現します。


OUR SUPPORT

当社の支援内容

ZEB可能性調査から設計支援・補助事業申請・性能検証・運用まで、すべてを一括で行うことも、部分的に実施することも可能です。

ZEB可能性調査

現状の建物を確認し、ZEBにするための具体的な更新内容、経済性・環境性能の分析、補助事業活用の提案、実現のための具体的なスケジュールを提案します。

設計支援

設計者にZEB実現のための注意点を助言し、実施設計から一次エネルギー消費量を計算してZEB達成を確認します。省エネ適判・BELS申請も行います。

入札資料作成支援

ZEBの場合、施工時の省エネ性能が設計通りとなるよう入札資料を作成する必要があります。補助事業の場合の特殊条件も反映します。

工事監理支援

落札後の設備確認、施工中の設計変更時のZEB性能確認、ZEB性能を満たすための変更方法の助言を行います。

補助事業支援

補助事業の申請から報告まで一括支援。環境省・経産省・文科省等の補助事業に対応し、事業費の縮減を図ります。

性能検証(Cx)・運用

建物の省エネ性能・環境性能・機能が想定通りに実現していることを検証。BEMS導入提案から運用改善まで一貫して支援します。


WHY RETROFIT

なぜ既存建築物のZEB改修が重要なのか

既存建築物をZEB改修した場合は、解体・建替による新築ZEBよりも、より多くのCO₂を削減できます。新築(建替)では建築・解体に多くのCO₂が排出されますが、ZEB化改修はその排出を回避できるためです。

Whole Life Carbon(WLC)の比較

WLC(建物の資材製造、建設から廃棄までのCO₂排出量の合計)を比較したケーススタディです。平均WLC(kg-CO₂/m²・年)でシナリオを比較します。タブで使用年数を切り替えられます。

ZEB改修41%減
5.0
33.5
54.8
93.7kg-CO₂/m²・年
解体建替27%減
17.0
43.0
54.8
115.7kg-CO₂/m²・年
継続使用(基準)
49.1
109.0
158.5kg-CO₂/m²・年
ZEB改修41%減
5.0
33.5
54.8
93.7kg-CO₂/m²・年
解体建替30%減
12.8
43.0
54.8
111.2kg-CO₂/m²・年
継続使用(基準)
49.1
109.0
158.5kg-CO₂/m²・年
資材製造・建築施工 資材・更新・改修・維持保全 運用(光熱水費関係) 解体

60年利用でも80年利用でも、ZEB改修のCO₂削減効果は新築(建替)より圧倒的に高くなります。ZEB改修は脱炭素の観点から最も効果的な選択肢です。

出典:J-CAT使用登録者向け限定講習会『建築物ホールライフカーボン算定ツール:J-CAT』第4回(2024年6月26日)掲載のデータをもとに弊社作成。ZEB改修工事にかかる排出量は資材製造・建築施工に含まれる。建物80年使用の場合は上記データを用いた推計値。


COMPARISON

標準改修とZEB改修の違い・経済性

老朽化設備の単純更新(標準改修)と、快適性を高めながらZEB化する改修を比較します。

標準改修

老朽化した設備を同等の能力のものに更新
  • 初期費用はZEB改修と比べて低い
  • エネルギー消費は効率向上で若干削減が見込める
  • 将来の省エネ規制・光熱費上昇リスクが残る
  • 次回設備更新時に同様の出費が発生する可能性が高い

ZEB改修

快適性を高めながら、ZEBになるように改修
  • 補助金採択時に費用の圧縮が見込める
  • 光熱費・メンテ費の継続的な削減が見込める
  • 快適性・健康性・知的生産性の向上が期待できる
  • ダウンサイジングにより次回更新費の抑制が期待できる

ZEB経済性の評価基準(目安)

ZEB改修 総コストZEB改修費+保守・光熱水費(残存利用期間の合計)
<
標準改修 総コスト標準改修費+保守・光熱水費(残存利用期間の合計)

断熱材は一度導入すれば建物の寿命まで使えますが、空調・照明等の設備は15年ほどで更新が必要です。ZEB改修の真の価値を知るには、設備更新費を含む長期の「経年費用分析」が重要です。個別案件は運用条件・単価・更新計画で大きく変動します。


FEASIBILITY STUDY

ZEB可能性調査とは

既存建築物をZEBに改修するための可能性を、技術・経済の両面から調査する業務です。ZEB実現のためのハードルを明確にして、実現性を高めます。

1

現状把握

建物の外皮性能・設備機器の現況をエネルギー消費量データと合わせて整理

2

ZEB化検討

設備改修・外皮改修・再エネ導入の組み合わせでBEI目標値達成の方策を検討

3

健康性・快適性

換気・空調・照明の適切な性能を確保し、利用者の快適性を前提に検討

4

経済性分析

省エネ量・CO₂削減量・投資回収年数を算出し、補助金込みの費用対効果を試算

5

スケジュール

居ながら改修の可否を検討し、補助事業活用を含めた工程を整理

⚠ 注意:ZEB達成のみを優先し、換気量削減・小能力空調・暗い照明などの無理な抑制を行うと、快適性・健康性が低下し知的生産性の低下を招きます。本調査では健康性・快適性の担保を前提に検討します。

調査の進め方

延床面積1,000〜10,000㎡程度の建物を想定した標準的なフローです。建物規模・調査範囲によって期間は変動します。

1

資料確認

0.5ヶ月
図面・エネルギー消費量の把握

2

現地調査

半日〜5日
設備状況確認・図面差異把握

3

現状把握

0.5〜1ヶ月
現状BEIの算出

4

ZEB改修案

2〜4ヶ月
空調負荷・照度計算、ZEB案作成

5

標準改修案

0.5〜1.5ヶ月
比較用標準改修案作成

6

概算費用

1〜2ヶ月
両案の概算費用を計算

7

報告書

0.5〜1ヶ月
経済性比較・報告書取りまとめ

調査の成果物

以下の成果物を納品します。概略検討レベルであり、実施設計・施工のための確定図書ではありません。

1
報告書

経済性分析結果を含む調査報告書(ZEB改修・標準改修の比較を含む)

2
BEI計算結果

標準入力法による現状・改修後のBEI算定結果

3
BEI計算入力Excelファイル

数値の確認・修正が可能な計算シート

4
設備関連図書

概略設備配置図、機器リスト、配管・ダクト想定ルート

5
空調負荷計算結果

断熱改修・全熱交換換気導入後の冷暖房負荷算定結果

6
照度計算結果

照明改修後の照度分布シミュレーション結果

7
補助事業の比較

活用可能な補助金の一覧・条件比較

8
概算見積書

ZEB改修・標準改修の工事費概算

9
事業実施スケジュール

補助金申請から設計・工事までの工程表


QUALITY

質の高いZEB可能性調査のために

既存建築物のZEB化を計画的に進めるには、事前に現状の建物のエネルギー性能や課題を詳しく調査することが重要です。ZEB化可能性調査を実施することで、省エネやコスト、快適性に関する課題をあらかじめ把握でき、関係者全員が納得した上で計画を立てやすくなり、プロジェクトの成功率が高まります。
既存建築物のZEB化には、質の高いZEB化可能性調査をすることが極めて重要です。

調査品質による結果の違い

✓ 高品質な調査結果の場合

現実的で経済的なZEB改修案が提示され、実現に向けた具体的なスケジュールが提示されます。経済性分析を含め、関係者の合意形成を支援できる内容になります。

✗ 低品質な調査結果の場合

非現実的なZEB改修案が提示され、経済性やスケジュールが提示されません。「絵に描いた餅」となり、ZEB実現に寄与しません。

低品質な調査結果を避けるためにも、事業者選定はプロポーザル方式が望ましいです。一方で、選ぶ側も高品質な調査結果が得られるような事業者を選択するために知識を持っておく必要がありますが、それは現実的に難しい場合が多いです。

既存建築物ZEB化可能性調査仕様書(無料公開)

そこで当社では、ZEB可能性調査の調査結果がZEB実現に寄与するために、必要な調査内容を網羅した「既存建築物ZEB化可能性調査仕様書」を作成し、無料公開しています。こちらに記載の内容を誠実に実施することが、ZEB実現性を高めるために重要です。プロポーザル時の共通仕様としてそのままご活用いただけます。

仕様書をダウンロード(PDF)→


SELECTION

ZEB化可能性調査 対象建物の選び方

ZEB化可能性調査の効果を最大化するためには、適切な建物を選定することが重要です。

✓ 適した建物の条件

  • 今後5年以内に建物設備の全体更新(特に主な空調設備更新)の予定がある
  • 建物の管理担当者が設備更新に前向きである

✗ 避けるべき建物

  • 部分的にしか改修しない建物(ZEBは基本的に1棟単位
  • 竣工図がない建物
  • テナント(所有者でない場合)
  • 改修工事のイニシャルコスト抑制が最優先の建物

※ 延床面積が1万㎡を超えると、建物用途別に検討することも可能になります。ZEB改修は補助金が入ってもイニシャルコストは標準改修より高くなることがほとんどですが、長期的な総合コスト(LCC)ではZEBのほうが低くなることが多くあります。


DOCUMENTS

調査に必要な資料

調査開始にあたりご準備いただく資料です。データが揃っていない場合もご相談ください。現地調査や設備台帳の確認でカバーできる可能性があります。

建築図面類

  • 必須各階平面図・立面図・断面図
  • 必須外皮仕様がわかる矩計図または仕上表
  • 必須設備図面(空調・換気・照明・衛生)
  • あれば構造計算書(太陽光設置可否の判断用)

エネルギー・設備データ

  • 必須エネルギー種別の月別使用量と支払額(1〜3年分)
  • あれば月別上下水使用量と支払額
  • あれば設備機器リスト(型番・容量・製造年)
  • あれば設備の設定値・点検情報
  • あれば過去の省エネ・改修実施記録
  • あれば設備運転カレンダー

建物基本情報

  • 建物概要書(用途・延床面積・構造・竣工年)
  • 運用情報(営業時間・在室人数等)
  • あれば現状の不具合(暑い/寒い/暗い等)
  • 必須現地調査立ち合いご担当者のご手配

SUBSIDY

ZEB可能性調査に活用できる補助事業

ZEB可能性調査の費用を支援する補助金制度があります。当社は補助事業の申請から報告まで一括支援します。

環境省

業務用建築物ストックの省CO₂改修調査支援事業補助率 1/2・上限100万円

既存建築物ストックの省CO₂改修によるZEB達成可能性・省CO₂効果についての調査費用を直接補助。ZEB可能性調査が補助対象となります。報告書を翌年度の改修補助申請にも活用できます。

主な補助要件:ZEBプランナーの関与 / BEIの算出 / 技術・設計手法・費用等のデータ公開

経済産業省

ZEB診断・計画策定支援事業詳細は公表後にご案内

住宅・建築物需給一体型等省エネルギー投資促進事業の一環として実施。既存建築物のZEB化に向けた診断・省エネ改修計画の策定費用を支援し、具体的なZEB実現計画の立案を促進します。

主な補助要件:ZEBプランナーの関与 / ZEB化計画書の提出 / データの提供・公開

※ 補助率等は年度ごとに変更される場合があります。補助事業の採択・交付を保証するものではありません。


CASE STUDIES

ZEB可能性調査 実績紹介

庁舎福島県郡山市

郡山市役所 西庁舎

SRC造(一部S造)/地上8階・地下1階 延床約16,000㎡ 1993年竣工

実施内容

既存図面確認・現地調査、非定常空調負荷計算、設備・外皮の改修方針検討、経済性・工程整理、ZEB化改修の概算検討(太陽光「あり/なし」等のケース別概算)

主な検討メニュー

空調更新(GHP等)、窓(真空ガラス)改修、議場天井裏断熱、屋上防水の組合せ検討

保健センター茨城県ひたちなか市

ひたちなか市 生涯保健センター

RC造/地上3階 延床約4,000㎡ 1990年竣工

実施内容

BPI/BEI算定(標準入力法)、ZEB改修案・標準改修案の比較、空調負荷計算、照度分布確認、経済性・LCC整理、補助事業整理

主な検討メニュー

真空ガラス化、全熱交換換気(CO₂濃度制御)、LED+明るさ/人感制御

コミュニティ施設鳥取県東伯郡琴浦町

琴浦町 赤碕地域コミュニティーセンター

RC造+S造/延床約3,000㎡ 役場分庁舎+多目的ホール・図書館等

実施内容

BPI/BEI算定(標準入力法)、複数改修案の比較、概算費用・財源(補助/起債)・スケジュール・維持管理まで含めて整理

主な検討メニュー

高効率空調、全熱交換換気、LED+明るさ/人感制御、断熱窓、太陽光発電

空港ターミナル非公開

空港ターミナルビル

S造/延床約10,000㎡

実施内容

BEI/BPI算出(標準入力法)、現実的な目標(ZEB Ready〜Nearly等)設定支援、設備導入案の整理、概算費用算出

主な検討メニュー

真空ガラス化、中央熱源→マルチエアコン方式への更新、全熱交換換気、LED+明るさ/人感制御、太陽光発電


FREE TOOLS

事前にご活用いただけるツール・資料

正式な可能性調査の前に、方針検討・予算化・関係者説明にお役立てください。

無料Webツール

ZEB改修 簡易経済性検討ツール

地域区分・延床面積・面積割合など最低限の情報を入力するだけで、標準改修 vs ZEB改修の累積コスト比較と投資回収年の目安をグラフで確認できます。Web上で完結し、現地調査なしで事前検討が可能。建物の残存年数に応じた経年分析にも対応しています。

ツールを使う →
無料PDF資料

ZEB可能性調査 標準仕様書案

高品質な可能性調査の要件を網羅した標準仕様書です。プロポーザル時の共通仕様としてそのままご活用いただけます。こちらに記載の内容を誠実に実施することが、ZEB実現性を高めるために重要です。

ダウンロード →

FAQ

よくあるご質問

まだZEB化するか決まっていなくても相談できますか?

はい。可能性調査は、ZEB化の可否や現実的な進め方を判断するための第一歩です。まずは対象建物の用途・延床面積・所在地などをお知らせください。

図面やエネルギーデータが揃っていなくても依頼できますか?

はい。現地調査や設備台帳の確認で補える場合があります。資料の有無も含めて、まずはご相談ください。

建物を使いながら改修できるかも検討できますか?

はい。居ながら改修の可能性、閉鎖が必要な範囲や時期、段階改修の進め方も含めて整理します。

調査だけでなく、その後の設計や補助金対応もお願いできますか?

はい。ZEB株式会社では、可能性調査だけでなく、計画策定、設計支援、補助事業支援、BELS・ZEB認証対応、施工段階の性能管理、運用まで対応可能です。

まず概算で相談したいのですが、何を伝えればよいですか?

建物の用途、延床面積、所在地、竣工年、主な設備の更新状況がわかると、初期相談がスムーズです。


まずはお気軽にご相談ください

ZEB可能性調査は、ZEB補助金申請・設備改修計画策定の第一歩です。
建物規模・用途を問わずご対応いたします。
調査費用は、対象建物の延床面積・用途・場所をお知らせいただければお見積りいたします。

現地調査から報告書まで一貫対応 補助金申請サポート 調査後の実施設計相談 初回ご相談無料
お問い合わせ
ZEB株式会社 | TEL: 086-201-1894 | E-mail: zeb@zeb.co.jp
ZEBプランナー(登録番号ZEB2023P-00138)